韓国の大学編入について〜アラサー編〜

アラサーの大学編入事情

わたしの最終学歴は短大卒。高3のときに、あと4年も勉強するのは辛い。だが、働くのも嫌だ。まあ2年くらいなら勉強してもいいかなって感じで短大へ行くことに決めました。自分で選んだ道。それなのに、社会へ出てみると、いつのまにか学歴コンプレックスを抱えるようになっていました。

日本で編入の壁にぶち当たる

日本で働いているときに編入を考え、インターネットや編入に特化した塾の説明会などで情報収集をするも、まず試験のハードルが高すぎて断念。独学で試験をクリアできる自信がゼロになりましたが、塾に通うお金もない。そんなときにブログを通して韓国の大学について少しずつ知るようになり、韓国の大学へ編入することを視野にいれつつ、とりあえず韓国に語学留学をしました。(もともと韓国語は趣味でゆる〜くレッスンを受けてました。)

韓国語ができなくても入学していく中国人たち

語学堂で知り合った中国人たちは、全員韓国の大学に入学する目的で来ている子たちだったのですが、韓国語はお世辞でも上手といえるレベルではありませんでした。それでも、みんな韓国の大学に入学していったので、「あ、このレベルでいけるんだな」って思ってしまったのです。ですが、ほとんどの大学が募集要項などパンフレットから事務の人(学生のアルバイト含む)も中国語に対応しているし、中国人同士のネットワークがあるからこそ、可能なんだと思われます。日本人わたし一人が、中国の子たちとの同じ韓国語レベルでは、大学では到底やっていけるはずがないのです。中国語や英語ができる人は、また話が変わってくると思いますが。

そうカンタンではなかった韓国での編入

そんなわけで、まあ行けるでしょう!とカンタンに考え次の受験機会に受験を試みるも、私の勘違いや、書類集めで挫折したりで2回ほど受験を見送りました。もう大学編入に対する気持ちも薄れはじめ、ワーホリに切り替えたりで、だらだらと韓国に滞在していたのですが、

ついに大学編入が決まる

そろそろワーホリビザも切れるし、(自分の人生設計の都合上)年齢的にも最後のチャンスだと、今回こそ大学に編入しようと決意し、ついに9月から3年次編入することになりました。大学編入まで思ったよりも遠回りをしてきましたが、すべて無駄ではなかったと思いたい。

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 韓国の大学に編入する7つのメリット

日本での編入も考えていた私が思う、あえて韓国の大学に編入するメリットは7つあるように思います。まだ入学前なので、インターネットやドラマ、韓国人の友達から聞いた大学生活の情報や想像も含まれていますが、また入学後に考えるメリットと比較しても面白いかと思い書き記しておきます。

 1.入学が簡単

まずはなんといっても、入学が簡単ということ。書類集めなど、また別の苦労はあるものの、わたしが日本で断念したような難しい試験はなく、外国人枠で書類と面接だけで入学できてしまいます。それも、高校時代に朝から晩まで勉強勉強勉強で韓国の受験戦争を勝ち抜いた子たちには申し訳ないくらいな、韓国内でレベルの高い大学に入ることも夢ではありません。わたしは韓国語能力が足りなくて挫折しかけたりしましたが、韓国語または英語さえできれば、入学は日本の大学に編入するよりも簡単です。

2.学費が安い

学費自体が安いというよりは、TOPIK6級をもっていれば入学金が免除になり、最初の学期の授業料も奨学金がもらえるので、すごく安くなります。大学ごとに違いはありますが、なんと最初の登録金が0ウォンになる人も!私の場合は、TOPIK6級を持っていたので、最初の登録金は日本円でだいたい10万円くらいでした。本来ならば、入学金と授業料で50万円くらい振り込むことになってました。本当にありがたいです。わたしが受験した大学はTOPIKだけでなく、高校、短大の成績や面接も奨学金に影響するとのことでした。余談ですが、アメリカの大学に留学した先輩は、留学生の学費は現地人の3倍だと言っていました…!

3.日本よりも年齢差がない

韓国男子は軍隊に行くので2年休学します。それに加えて、休学して海外留学するひとも多いので、男子だったら軍隊と留学合わせて3年は休学する人がざらにいるそうで。アラサーでの編入だったら、日本よりも韓国の大学の方がまだ馴染めるのではないかと思っています。

4.外国人の友達ができる

日本の大学にも交換留学生はいると思いますが、当然ですが日本人の数に対して外国人の数は少ないので、きっかけとか、よっぽど積極的に関わろうと思わなければ親しくなることはないでしょう。しかし、韓国の大学であれば、韓国人だけでなく中国人など他の国の留学生も多い気がします。語学堂で出会った中国人の中にも、本当は日本の大学に行きかったけど、数学ができなくて行けなかったと。ワーホリとかもそうみたいですが日本外国人の受け入れにちょっと厳しいみたいですね。まだ大学にも入学してませんが、外国人の友達ができることに期待!

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5.外国語の上達

語学力の向上は自分の努力次第だと思うので、大学に行かなくてもちゃんと上達する人はいますが、私の性格的には環境が重要。韓国の大学なので、わたしにとって外国語=韓国語なわけですが、嫌でも毎日韓国語で勉強しなければならない環境にいれば、少なからず上達することでしょう。韓国は英語も日本語より重要視しているので、単位のためにやらざるを得ないので英語も今よりは上達するはずです。というか上達しなければ卒業はあきらめることに。(英語は大学、専攻にもよります)

 6.プレゼン力がつく

わたしの短大時代は2年間でプレゼン1回だけだったと記憶していますが、韓国では鬼のようにあるらしいですね。社会人時代、プレゼンが上手い先輩にあこがれていたので場数を踏んで少しでも慣れればいいなあと思っています。上手なプレゼンを見る機会が多くなるのも楽しみなところです。

7.日本よりも熱心に勉強する

日本の評価方法は絶対評価なので、試験の出来がよければ良い評価もらえます。しかし、韓国は相対評価なので、いくら自分が頑張っても、周りも頑張っていれば、良い成績がもらえるとは限りません。だから韓国の学生たちは一生懸命勉強しているのですね。学校の図書館や近くのカフェはテスト期間には席を取るのが難しいくらい、みんな勉強しています。そんな環境にいれば、自分も頑張れるかなーなんて期待も込めてメリットに追加。

まとめ

アラサーでも韓国の大学に編入することができました。入学だけなら日本の大学に編入するよりも楽である。その分、卒業するのはかんたんではないだろうし、苦しむことが予想されます。3年次編入なので、うまくいけば2年で卒業できる予定。そうなれば、最初の奨学金だけで、すでに学費は日本よりも安く済む計算に。親に学費を出してもらえる若い子と違いアラサーでの編入。やっぱりお金の心配も大きいですよね。このへんのところもオープンに書き記していく予定です。長くなってしまったので、面接や実際に準備した書類などについては次の記事で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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